月別: 2015年8月

お金が急に必要になったとき、どこからお金を借りれば良いのか分からず困ってしまった方も少なくないでしょう。身内や友達からお金を借りると、後々、人間関係がギスギスしてしまったら嫌ですし、そもそもお金を貸して欲しいと言い出すのも気が引けるという人が大半でしょう。

そんな時に、役に立つのが、銀行や消費者金融などからキャッシングするという方法です。消費者金融などからの借り入れの場合、以前は店舗の窓口に出向いて書類のやり取りなどをしなければなりませんでしたが、近年は、インターネットが普及していますので、ほとんどメール等で書類のやり取りも完結し、直接相対する必要もなくなってきています。

つまりは、家族や友人に知られることもなく、また、お店の人と顔を合わせることもなく、キャッシングを行えるようになっていますので、大変便利な時代になったと感じます。

ところで、銀行や消費者金融からキャッシングすると言っても、無尽蔵にお金を借りることができるわけではなく、審査が行われ、その結果、あなたに貸出しを行えるのは50万円まで、そちらの方は100万円までOKというように、人によって借り入れを行える限度額は違ったものとなります。また、場合によっては審査に落ちてしまい、キャッシングを断られてしまうというケースも十分にありますので、注意が必要です。

それでは、個人がキャッシングしようとした場合、その借入限度額は、どのように決定されるのでしょうか。

業者があなたにお金を貸し付ける場合、もちろんボランティアではなく、商売で貸し付けを行っていますので、利息をつけてキチンとお金を返してくれるということが全ての前提となります。したがって、年収をはるかに上回るような金額の貸し出しを申し出られても、一般的には、受け付けてもらえないでしょう。

そこで、審査においては、貸したお金をきちんと返済する能力があるのかという意味で、あなたの年収や他からの借り入れ金額や件数、勤務先の情報や勤務歴、住宅が持家住宅かそれとも賃貸住宅か、など色々な点について点数化していき、借入限度額と金利が決定されることになります。

また、業者による審査だけでなく、法律の規定により、たとえば消費者金融からキャッシングするときは、年収の3分の1までというように、具体的な制限も設けられています。消費者金融から借り入れを行う場合、年収が300万円の人の場合、借入可能額は最大で100万円ということになりますね。

ただ、この規制は、貸金業者である消費者金融を縛る規制であって、銀行や信用金庫は、法律上、貸金業者に当たりませんので、この制限を受けません。したがって、銀行などからキャッシングしようとする場合、この制限を超えたお金を借りることも、理論上、可能となります。

ただ、銀行は、一般的に、金利が安い反面、消費者金融より審査が厳しくなる傾向があります。したがって、個々の状況によりけりではありますが、この年収の3分の1までという数字は、一定の目安として頭の片隅に置いておかれると良いでしょう。

お金が無いときの味方でもあるキャッシングやカードローンですが、収入が多い人ならともかく収入が少ない人にとってはお金の不足は切実な問題であると共に審査条件に対してかなりの不安を持っていると思われます。キャッシングなどにおける審査条件に年収が関わってくるのは明らかなのですが、具体的な条件を知っておくと万が一の時に役立つかもしれませんので覚えておくのがいいと思います。

今回の相談者の件について順を追って説明していきたいと思います。

まずはこの相談者の職業がアルバイトということで、このような職業が審査条件にどう関わってくるかという点についてですが、まずキャッシングには大まかに分けて銀行系のものと消費者金融系のものが存在します。この内銀行系などのキャッシングは低金利で借り入れ限度額も大きいものとなりますが、それに従って審査も厳しいものとなるのが常識です。そのために大体の銀行系のお店は正社員などの職業でないとかなり審査に通ることが難しいというのが現状です。従って今回のアルバイトのような職業の人にとっては銀行系ではなく消費者金融系のキャッシングから選ぶことになります。

この消費者金融系はアコムやプロミスやレイクなどが有名でして、このへんの大手だと借り入れ基準事項にアルバイトでもOKという風に書いてあります。その基準は定期的な収入があることが条件なので、あまりに不定期なアルバイトでなければ基準を満たしているので十分に審査に通ることができます。また定期的な収入という面から見たら、勤務年数が長いというのはむしろ審査にプラスに働くので、フルタイムでは無くても月にまとまって収入があれば大丈夫だと言えるでしょう。

さて消費者金融系ならばアルバイトでも十分に審査に通ることがわかりましたが、今回の相談者の条件にはもう一つ気をつけなければならない点があります。それが借り入れ希望額が50万円という件であり、この点が今回で一番審査で厳しいポイントだと思います。まずキャッシングに関しては国が過度な借り入れを防ぐ為に制定された総量規制という法律があるのを知らなければいけません。これは簡単に言うと年収の1/3以上の借り入れを個人にしてはいけない、というのを各消費者金融系に定めているという内容です。このため審査の時に自分の身の丈を超えた借り入れ希望を出すと、その金額では通らないことが起こってきます。

今回の依頼者の希望額が50万円ということなので、単純に計算すると年収150万円で月に12万円ほど稼いでいる場合には審査に通る可能性が出てきます。ただしアルバイトをしている方によく有りがちなことですが、控除の関係で年収100万円以上稼ぐのを意図的に防いでいる可能性もあるので、今回の依頼者のケースは分かりませんが、アルバイトで50万円の借り入れというのは中々に難しいのではないのかと結論ずけられます。

もちろんもうちょっと年収と相談して借り入れ金額を下げるという方法もありますが、やはり総量規制で年収の1/3以上を借り入れするのは難しいという点だけは是非覚えておくのがいいと思います。

アルバイトや派遣・契約社員といった正規雇用ではない雇用形態の方がキャッシングを利用したいと考えた場合に、それを理由に審査に通らないといった事があるのではないかと思われる方も少なくないようです。ここではごく一般的な資金使途自由として利用されているポピュラーなキャッシングについてお話します。

消費者金融を始め、銀行系を含むカードローンの申し込み要件に「安定した収入のあるかた」という書き方をしたものが非常に多く見られます。この安定した収入の獲得方法については、実は雇用形態を含めとくに制限はありません。つまり、パートやアルバイトの方でも毎月給与として所得を得ているのであれば「安定した収入」として見なされます。そのため、派遣であっても契約社員であっても安定した収入があると言えます。ただし、極めて短期な契約である場合は認められないケースもありますので、その点は注意です。

その他に注意する点として、キャッシングの審査の最終段階に近いタイミングで必ず在籍確認が行われます。一部の金融会社では「社員証」や「給与明細」などの書類で在籍確認を完了できるケースもありますが、通常は勤務先に電話を入れて在籍していることを確認する作業が行われます。(担当者の個人名で電話されるため、金融会社からの電話とバレることはありません)これについては雇用形態に関わらず実施されますので、勤務先の詐称などは絶対に行ってはいけません。
※勤務先の詐称に限らず、申し込み内容にウソの記載が発覚した場合は問答無用で審査に落ちます。

雇用形態云々というよりも、職場や業界のお話になるかもしれませんが、契約社員や派遣で雇用されている方が、正社員と比較して不利に働く事があるとすれば融資額(極度額)の設定でしょうか。

まとまった50万円を超える融資を希望した場合、大半の金融業者では所得証明の提出をもとめられますが、年収が1000万近い公務員の方などはかなり有利に融資枠を獲得できると容易に想像できますが、年収200万円を切るアルバイトの方などはやはり利用できる金額にも限度があり、50万円までの希望で他社借入などが無ければ融資が下りる可能性はありますが、他社借入があった場合はかなりシビアなものになってくるでしょう。

消費者金融系の場合は年収の1/3までという総量規制の問題もありますし、総量規制の対象外である銀行系についても保証人なしで融資を受けるのはなかなか厳しいものと思われます。このような事から、結論としては雇用形態を理由に審査に落ちるということは無いと考えて問題ありませんが、希望する融資額によってはその限りではないという事になります。

全く初めて利用する方で10万~30万程度であれば、消費者金融系での審査通過はほぼほぼ期待して良いと思われます。全く初めての場合は信用情報に実績がない分不利となりますので、そのような側面も加味すると「審査には通る可能性は高いが融資額は各社の判断による」といった結論にいたります。